シミができやすい人とできにくい人ではお肌に何か違いはありますか?

肌のタイプとして、シミができやすい、できにくい、ということも多少ありますが、もっとも大きいのは紫外線の影響です。
皮膚は外界に面する臓器ですので、他の臓器と違い老化の9割は紫外線によるものを言われています。
つまり、シミを作らないために最も大切なことは、紫外線防御です。
また、乾燥している肌は、本来のバリア機能が弱まっているため、紫外線の影響を受けやすい状態です。
シミもできやすくなりますので、毎日のスキンケアで健やかな肌状態を保つことも大切です。

シミにも様々な種類がありますが、その違いと注意点を教えて下さい。

「シミ」と一言でいうと肌表面の色素沈着を指されることが多いですが、
医学的な診断は様々で、代表的なものに日光性色素斑、雀卵斑(そばかす)、肝斑があります。
日光性色素斑は主に紫外線の影響で20代以降にでてきます。そばかすは遺伝的な素因で子供のころからあるものです。
肝斑は主に女性ホルモンの関係で30〜40代の女性に好発します。
これら3つすべて、紫外線を浴びると濃くなりますので、注意が必要です。
肝斑については、さらに摩擦による悪化が知られています。
タオルでゴシゴシ拭いたり、コットンやパフでこすったり、といった日常生活での刺激や摩擦は確実に肝斑を悪化させますので、 注意が必要です。

シミを増やさないためには毎日どんなことを心がけたら良いでしょうか?

繰り返しになりますが、まず1番は紫外線をできるだけ避けること。
季節や天気にかかわらず毎日日焼け止めを塗り、とくに夏場には日傘や帽子などでさらに防御しましょう。
乾燥もよくないので、毎日スキンケアを丁寧に行い、保湿しましょう。
また、シミは皮膚の浅い部分にあるので、美白化粧品が有効です。
レーザー等の手っ取り早い方法もありますが、まずは日常的なケアを見直し、美白化粧品を使ってみることが美白の第一歩です。
厚労省が認めた美白成分としてビタミンC誘導体、プラセンタエキス、トラネキサム酸などがあります。
毎日のスキンケアにこういった化粧品を組み込むことで美白効果が期待できます。

田中志保先生

東京女子医科大学附属女性生涯健康センター
[略歴]
京都府立医科大学医学部卒業
東京女子医科大学東医療センター日暮里クリニック助教
東京女子医科大学附属青山女性医療研究所助教を経て現在に至る